初恋 Faint romance
隣同士に並んだ机、ちょこっと右よりに近づけた日々
私より背が低い君は半ズボンがよく似合ってた
何故かよく、目と目、合わせ笑い会っていたよね
何故か、お互いバレンタイデーにチョコ交換したよね
それが何故か楽しくて、しようがなかったよね。
意味無い事で笑ったり、放課後2人遊んだり、
馬鹿みたいなことで、じゃれ合ったりと、
ただ姿見えるだけで、笑い会ったりと、
それで良かったあの日
そんな貴方が突然に転校して
その時は少しだけど、寂しかったんだ。
後から気付いた淡い恋心
あれから忘れて時は流れ、私も転校して行き
もう、絶対、逢えないと思ってた。
切ない恋心。
それから随分時は経ち14歳の夏、
貴方が突然やって来たの。
私を探してくれたと聞いて
とても嬉しかったんだ。
叶った恋心
友達と一緒に、訪ねて来てくれたよね、
面影あったけど、私より背は凄く伸びてて
一丁前に男っぽくなって、だけど、
シャイなとこは変わってなかったんだ
だけどあの時の声は無くハスキーボイスの君、
大人になっていたんだね。
こんなにも成長したあなたを見て
照れくさかったよ、私の方が。
あまり話すこと出来なかったけど、
初恋が実った！？って
思わず1人、はしゃぐ私がいた。
募る恋心
それから遠距離恋愛はじまったよね。
出逢ってから、何もかもが初めての人
私には一生忘れられない人になったんだ。
暫くは上手くいっていたのにね、
何故か途中でお互い喧嘩ばかりの日々、
まだお互い幼かったのかな？
お互い、思いやる心をその時に持っていたのなら
上手く繋がっていたのかな？
お互いと共に過ごせたのかな？
だけど、私は貴方の事を一生忘れないでしよう。
今までも、誰かを好きになる度、
精一杯愛してたけれど、
貴方は私の中で最初に心に入り込んできた
私の心の色を最初につけた人、
それが私の中の初恋というもの
かけがえのない想い出はたくさんあるけれど、
あの時の横に並んだ机、笑い会った笑顔、
今でも忘れないよ。
ずっと、忘れられないよ。
今は、もう、過去という想い出としか
言いようがないけれど
初恋は、初恋という、淡い、淡い想い出
ぷゆぴ(◡‿◡ฺ✿)
